カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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中山競馬場の特徴を知る

芝コースは2コーナーで分岐して内回りと外回りに分かれる。3コーナー地点で再び合流するコースとなっている。内回りは外回りと比較してかなりタイトで小回りである。皐月賞や有馬記念などのGⅠレースが開催される。

 

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[目次]

 

 

 

中山競馬場の特徴

● コース形態 :右回り

 

● 芝コース   

内回り 1667m、外回り 1840m

直線 310m

 

● ダートコース 

1439m 直線308m

 

● 障害コース  

1456m たすき 447.424m

直線(芝 256m ダート290m)

 

開催GⅠ   

皐月賞 有馬記念 

スプリンターズS ホープフルS

中山グランドジャンプ 中山大障害 

 

 

 

中山の内回りコース

 内回りコースの1周は1667mであり、かなり小回りである。直線の310mも中央4大競馬場(東京、中山、京都、阪神)で最短である。ただし、コース全体の高低差はJRA10競馬場の中で最大の5.3mある。ダートも同じく小回りであり、こちらの高低差も4.4mある。

 

 

 

中山の急坂

スタンド前から1~2コーナーに向かって上り勾配がつづき、2コーナー手前が最高点である。内回り・外回りともそこから下り勾配となり、平坦部分をはさんでホームストレッチの半ばまで長い下り坂がつづく。ゴール手前の220m~270m地点の上り坂は1.6%で高低差は2.4mである。これは日本一の急坂であり、ただの小回りのコースとは違うところ。快調に走ってきた馬の脚色が急に鈍り、ゴール前で逆転につながることもある。この急坂のせいで、直線が短くても簡単に逃げ・先行馬で決着するわけではない。この急坂では、パワーと精神力も要求される。ダートコースも同様である。

 

 

 

主な芝コース・距離別の押さえるポイント

芝 1200m(外回り)

スプリンターズSが行われるコース。2コーナーか奥からスタートし、3コーナーまで約400mの下り坂があり、加速がついたまま最後の直線に向かう。ハイペースになりやすく、追い込み一辺倒の脚質は不利である。先行力があり、急坂でもいい脚を使える馬に向く。展開次第では、差しも決まりやすい。

 

 

芝 1600m(外回り)

1コーナーのポケットから出てコースを一周する。2コーナーをスムーズに回って向正面でいい位置を取るためには内枠が有利。コースの最高点から外回りの3コーナーの中間まで一気に駆け下りるため、ハイペースになりやすい逃げ・先行馬が有利な傾向があり、持久力とパワーも要求される。

 

 

芝 1800m(内回り)

向正面に出るまで2つのコーナーを走るため、1コーナーで外を回されると距離ロスを大きくしてしまう。そのため、外枠の先行馬は不利。また、コーナーを4回まわるので器用さを備えた逃げ・先行馬に分があるが、先行争いは激しくなりやすい。そのため、差し馬にも注意が必要である。馬場が渋ったときは、先行馬が有利になる。

 

 

芝 2000m(内回り)

内回りをぐるりと一周する、皐月賞が行われるコース。2度の坂越えと4回のコーナーをこなすには、スピード、スタミナ、器用さなど総合力が求められる。スタートから1コーナーまでは405mあり、途中に高低差のある急坂も上るため、ハイペースになりにくい。ここで先行できた馬は、向正面の下り坂で息を入れながら最後の直線に向かうことができるため、後方から来る馬は厳しい。先行馬に有利なコースである。ただ、多頭数での外枠の先行馬は不利になる。

 

 

芝 2200m(外回り)

スタート地点から最初のコーナーまでは2000mと同じ展開であり、外回りコースを一周する。向正面から3~4コーナーの中間までは緩やかなカーブでスピードに乗りやすく、先行馬が有利である。

 

 

芝 2500m(外回り⇒内回り)

年末の風物詩の有馬記念が行われるコース。スタートは外回りの3コーナー手前で、2周目の2コーナーから内回りに入る。スタート直後の3コーナーからスタンド前に出てくるまで先行争いが繰り広げられるため、主導権争いは激化しやすい。先行できる馬のほうが有利で、差し・追い込み馬の場合は、かなりの能力を要求される。

 

 

芝 3600m(内回り)

ステイヤーズステークスが行われるコース。内回りコースを2周する間に急坂を2回、コーナーを8度通過する。豊富なスタミナが要求され、脚質による有利不利はあまりない

 

 

 

主なダートコース・距離別の押さえるポイント

ダート 1200m

向正面奥の芝からスタートし、ほぼ一直線で3コナーに向かう。坂の頂上から3コーナーに向かって下りとなっているため、発走直後からスピードがつきやすい。内枠の馬はよほどスタートダッシュが上手くないと、外からかぶせられてしまう。そのため、外枠有利な傾向がある。スタートダッシュが上手く、先頭に立つことができれば内枠も有利である。

 

 

ダート 1800m

スタートから1コーナーまで距離があるので、枠順による有利不利はあまりない。先行馬であれば、内枠が欲しいところである。パワー型に有利な時計がかかるコースのために、スタミナがある先行馬が好走しやすい。

 

 

ダート 2400m

コーナーを6度も回る長距離戦だけにペース配分は重要となる。先行馬のほうが有利な傾向がある。

 

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