カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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阪神競馬場の特徴を知る

阪神競馬場は、外回りコースの一周距離は2089mで東京競馬場を上回り日本最長である。f:id:mirupinn:20180201171908j:plain

 

 [目次] 

 

 

 

阪神競馬場の特徴

● コース形態 :右回り

 

● 芝コース

外回り 2089m、直線 473.6m

内回り 1689m、直線 356.5m

 

● ダートコース

1571.6m、直線 352.6m

 

● 障害コース

1366.7m、たすき403.7m

 

● 開催GⅠ

桜花賞 宝塚記念 

大阪杯 阪神JF 

朝日杯フューチュリティステークス

 

 

 

ゴール前の急坂

内回りでは残り800m、外回りでは残り600mから、直線の半ばにかけて緩やかに下り、直後に急な上り坂が待ち受けている。高低差は1.8mだが、勾配は1.5%で中山(1.6%)に匹敵する坂である。この急坂で、急激に脚色を鈍らせる馬は少なくない。

 

 

長いバックストレッチ

広々とした3~4コーナーの先に伸びる外回りコースの直線は、内回りに比べて100m以上も長くなっている。そして、その先に待ち受ける急坂ではスローペースになりやすい

 

 

 

主な芝コース・距離別の押さえるポイント

芝 1200m(内回り)

内回りで3コーナーまでの距離が短く、内枠の逃げ・先行馬が非常に有利である。スタート直後が下りなのに対して、残り200mあたりから急坂とアップダウンがあるのが特徴的である。京都競馬場と比べると一本調子での逃げ切りは難しい。パワーとスピードが要求される。

 

 

芝 1400m(内回り)

3コーナーまで距離があり、スタート直後の先行争いは激しくなりやすい。先行して粘り込める馬が好走しやすく、外枠よりも内枠のほうが有利な傾向がある。先行力がありパワー型の馬に注目したい。

 

 

芝 1400m(外回り)

ゴール前の直線が473.6mと内回りコースよりも約120mほど長いので、差し・追い込み馬が好走しやすい。距離ロスのある外枠よりも内枠のほうが有利な傾向がある

 

 

芝 1600m(外回り)

桜花賞をはじめ、多くのGⅠレースが行われるコースである。脚質による有利不利はあまりないため、レース展開に注目したいところ内枠のほうが有利な傾向がある。

 

 

芝 1800m(外回り)

スタート地点は1400m内回りと同じであり、外回りのためスローペースになりやすい。そのため、スローの上がり勝負となることが多い。スピードのある馬に注目したい。

 

 

芝 2000m(内回り)

スタート地点は正面スタンド前で、内回りを一周する。スロー~平均ペースになることが多く、距離ロスの少ない内枠が有利である。ハイペースになると、後方からの馬でもチャンスはある。

 

 

芝 2200m(内回り)

春のグランプリである宝塚記念が行われるコース。外回りのコースの4コーナー出口付近からスタートして内回りを一周する。スタート直後が長く緩い下り坂になっているため、前半から早いラップが出て、馬群が縦長になりやすい。全体に速いペースになるので最後は瞬発力を要求されるが、ゴール前の急坂でのパワーとスタミナも必要となる。内回りは直線が短いので、差し馬は4コーナー辺りで好位につけないと、差し切るのは難しい

 

 

芝 3000m(内回り)

向正面の2コーナー寄りがスタート地点である。コーナーを6度回り、急坂を2度上るために豊富なスタミナが要求されるため、距離実績を重視したほうがよい。

 

 

芝 3200m(外/内回り)

一周目が外回り、二周目が内回り。2度の坂越えと長距離をこなせる逃げ・先行馬に注目したい。

 

 

 

主なダートコース・距離別の押さえるポイント

ダート 1200m

スタート直後は平坦で、残り1000m地点から4コーナーまで下り、ゴール前200mが急坂となっており、タフなコースとなっている。先行できる馬が強いが、外からの差しも決まりやすい。コーナーがきついため、外に振られてしまうと大きなコースロスとなってしまう。内枠よりは中~外枠のほうが良い成績を残しており、出脚が速いパワータイプの馬に注目したい。

 

 

ダート 1400m

1200mのスタートからコーナーポケットの奥方向へ200m下がった位置からスタートするため、ダート1200m戦とレース傾向は似ているが、馬群が縦長になりやすい。芝の部分からスタートするため、芝もこなせる馬であれば外枠が有利となる。内枠の成績は良くはない

 

 

ダート 1800m

スタート直後にゴール板前の坂があり、1コーナーまでは303mある。先手を取りたい馬が外枠から強引に前へ行くことが多いため、多頭数でもかぶされない外枠が有利となる。コーナーを4度通過し、先行馬が有利だが、先行争いが激しくなると、末脚に自信がある馬が台頭することが多い。

 

 

ダート 2000m

中央競馬では唯一阪神競馬場だけにある距離。芝の内回りコースの4コーナーポケットからスタートし、1コーナーまでは500m以上あり非常に長い。芝の上を80mほど走るため、スタート直後はラップが速くなりがちだが、1コーナーを過ぎたあたりからペースは落ち着くため、逃げ・先行馬に有利である。急坂を2度越えるため、スタミナとパワーが要求されるタフなコースである。長距離ダート実績を考慮したほうがよい。

 

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