カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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京都競馬場の特徴を知る

京都競馬場は、別名は淀と呼ばれる。芝の1周距離は東京・新潟に次いで3番目に長い。ダートは東京に次いで長い。3コーナーで内回りと外回りに分かれて4コーナーで合流するため、内回りと外回りで直線の長さが異なっている。

 

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[目次]

 

 

 

京都競馬場の特徴

● コース形態    :右回り

 

● 芝Aコース    

外回り(1894m)、直線 404m

内回り(1783m)、直線 328m

 

ダートコース    

1608m、直線 329m

 

障害コース       : 1414m

 

● 開催GⅠ              

天皇賞春、秋華賞、菊花賞

エリザベス女王杯、マイルCS

 

 

 

心臓破りの坂

3コーナーの外回りには高低差4.3m、内回りには3.1mの坂がある。向正面の半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて下っていく。坂の下りで勢いをつけて直線を向かえる。

 

 

 

瞬発力を活かしたい高速馬場

3コーナーの急なアップダウンは難所であり、ここを余力を残して通過したいところである。それから直線を向かえる。ほかは平坦なので他場に比べて速い時計が出やすく、高速決着になりやすい。

 

 

 

内回りと外回り

内回りは外回りと比べてコンパクトになっており、逃げ・先行馬が有利な傾向がある。コーナーのカーブはタイトなので、器用さも必要である。

外回りは、直線が比較的長いつくりになっており、平坦であるため差し・追い込み馬が有利な展開になりやすい。

 

 

 

主な芝コース・距離別の押さえるポイント

芝 1200m(内回り)

スタート地点は向正面の直線の半ば。コーナーに向けて坂を上り、コーナーの入り口から一気に坂を下る。最後の直線が平坦で短いため、逃げ・先行馬が有利な傾向がある。速い時計が出やすく、後方の馬はかなりの脚が要求される。

 

 

芝 1400m(外回り)

スタート地点から直線が続き、途中3コーナーに向かって坂を上り、下り坂で加速をしながら4コーナーへ向かう。その後、内回りコースと合流する。先行馬はここで加速がついてコーナリングを失敗するケースが見られる。内で脚を溜めて、インを突く馬は要注意である。芝1400m(内回り)とは性質が全く異なるなので、コース適正の有無を見極めたい。

 

 

芝 1600m(外回り)

2コーナーの奥のポケットがスタート地点である。3コーナーまでは700mの直線があるので、枠順の有利不利はあまりない。そして、脚質による傾向もあまり見られないので、コース適正やレース展開をしっかりと見極めたい。

 

 

芝 1800m(外回り)

芝1600m(外回り)のスタート地点から100m下がってスタートする。3コーナーまで900mもあるので枠順による有利不利はない。前半はスローペースになりやすく、逃げ・先行馬が有利である。差し馬にはそれなりの脚が要求される。

 

 

芝 2000m(内回り)

メインスタンド前がスタート地点である。内枠がやや有利だが、スタートからペースが速くなりやすい。4コーナーあたりで馬群が団子状態になることがある。先行して抜け出していくのが理想であるが、差し馬は4コーナーでの位置取りが明暗を分ける。

 

 

芝 2200m(外回り)

エリザベス女王杯(GⅠ)が行われ、馬の実力が反映されやすいコースである。メインスタンド前の直線入り口がスタート地点であり、外回りコースを一周する。1コーナーまでは400mあり、枠による有利不利はない。3コーナーの下りでペースが一気に上がり、末脚勝負になりやすいため、速い上りが出せる馬は要注意である。展開次第では、逃げ・先行馬の前残りもありえる。

 

 

芝 2400m(外回り)

4コーナ奥のポケットがスタート地点であり、最初の直線は600mである。枠による有利不利はない。スローペースになりやすく、上がり勝負になりやすい。4コーナーでのイン突きには警戒が必要である。

 

 

芝 3000m(外回り)

菊花賞(GⅠ)が行われるコースである。スタート地点は向正面で外回りコースを一周する。距離ロスの少ない内枠の先行馬には要注意である。前半はスローペースになりやすく、2周目の3コーナーの下りから、ペースが一気に上がる。4コーナーでの位置取りが重要であり、直線では上がり勝負になりやすい。

 

 

芝 3200m(外回り)

天皇賞春(GⅠ)専用コースである。菊花賞より200m延びるだけだが、菊花賞はAコース、天皇賞春はDコースである。差し馬が外を回ると距離ロスが大きくなってしまう。

 

 

 

主なダートコース・距離別の押さえるポイント

ダート 1200m

3コーナーまで緩やかに坂を上り、3~4コーナーを下って直線を向かえる。枠順による有利不利はあまりないが、多頭数(12頭以上)の大外枠はマイナス要素である。スタートダッシュがうまく、粘り込める逃げ・先行馬が有利な傾向がある。

 

 

ダート 1800m

スタートから1コーナーまで280mである。内枠で好位をとれる先行馬が有利、コーナーで外を回される外枠は不利である。内枠の逃げ・先行馬がかなり有利な傾向にある。

 

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