カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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中京競馬場の特徴を知る

 

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[目次]

 

 

 

中京競馬場の特徴

● コース形態  左回り

 

● 芝コース    

1705.9m、直線 412.5m

 

● ダートコース

1530m、直線 410.7m

 

● 障害コース

芝コースを使用

 

● 開催GⅠ

高松宮記念、チャンピオンズカップ

 

 

 

長い直線と急坂

中京競馬場の芝コースの直線は412.5mと長く、また坂の勾配は中山競馬場の2.24%に次ぐ2%で、西日本地区で最もきつい急坂となっている。

 

 

 

緩急をこなす能力が必要

このコースの特徴は、そのアップダウンにある。ゴール地点から向正面にかけては緩やかな上り勾配だが、向正面の半ばから4コーナーまでは一転して下り坂となっている。ここで勢いがついてしまうとコーナーでふくれてしまい、芝でもダートでも大きな距離ロスとなってしまう。最後の直線に入ると、いきなり高低差約2mの急坂が待ち構える。その坂を上りきってもまだ直線半ばであり、そこからゴールまでは200mもある。ダラダラと上る東京コースとも、坂を上ればゴールの中山コースとも異なっている、独特のコース形態なので、ペースの緩急をこなすことができる能力が必要である。

 

 

 

主な芝コース・距離別の押さえるポイント

芝 1200m

向正面の真ん中付近からスタートし、緩い上りを120mほど進むと下りに入る。3コーナーまでは距離があるのでハイペースになりやすく、基本的に差し・追い込みが決まりやすい。コーナーがきついせいか、内枠の馬を見ながらレースができる外枠の好位差しが成績を残している。高松宮記念(GⅠ)やCBC賞(GⅢ)が行われるコースで、逃げ・先行馬の前残りはあまり見られない

 

 

芝 1400m

2コーナーの出口付近からスタートする。しばらくは緩やかな上りだが、向正面の中間辺りから下りになってペースが上がる。1200m戦同様に、ハイペースになりやすく、差し・追い込み馬の好走が目立つが、下り坂を利用してスピードにのれる外枠の先行馬の好走例も見られる。逃げ切るのは非常に難しい

 

 

芝 1600m

1~2コーナー間の斜めの引き込み線からスタートし、左にカーブしながら本コースに入る。2コーナーで外からかぶされるのもあって、1枠はあまり成績を残せていない。坂を上ってからの余力が勝負を左右するので、いい脚を長く使える馬に注目したい

 

 

芝 2000m

スタート視点はホームストレッチの中央よりやや左側にある。坂の上からスタートする上に、1コーナーまでに距離があるので、スローペースで縦長の展開になることが多い。全体的には差し馬の好走例が目立つ枠順による有利不利はあまりなく逃げ・先行馬の場合は内枠が理想で、1枠の逃げ・先行馬には注意したい。

 

 

芝 2200m

4コーナーのポケットからスタートし、スタンド前の長い直線を走り抜けて1コーナーに入るため、ペースは落ち着くことが多い。ゴール前の急坂を2度駆け上がるために、キレだけではなくタフさが要求される。スタミナがあれば、枠順や脚質に関係なく好走しやすい。

 

 

 

主なダートコース・距離別の押さえるポイント

ダート 1200m

向正面入り口からスタートし、緩やかな上り坂が約200m続く。3コーナーまで距離があるため、短距離戦にしてはペースが落ち着く。4コーナーまでは下り坂なので、ここで加速して直線に向かうことになる。ゴール手前380m~220mは高低差1.8m、1.14%の急勾配の坂があり、内枠の逃げ・先行馬が有利な傾向がある。

 

 

ダート 1400m

スタート地点は、2コーナー奥のポケットなので、ダートコースに入るまでに約200mも芝の上を走ることになる。この芝の部分で好位を取ろうとして先行争いが激しくなりやすいため、ダート1200m戦とは全く異なる展開を見せる。ハイペースになりやすいコースだが、先行馬が有利で、差し・追い込み馬は届かないケースが多い

 

 

ダート 1800m

上り坂の途中からスタートなので、アップダウンの構造は芝2000m戦とよく似ている。1~2コーナーはほぼ平坦で、向正面までは緩い上りが続く。残り980mから4コーナーめがけて坂を下っていく。平均以上のペースになることが多く、枠順に有利不利はあまりなく、逃げ・先行馬のほうが成績を残している。差し馬にはそれなりの脚を要求される。

 

 

ダート 1900m

4コーナーの入り口、急坂の手前からスタートする上に、1コーナーまで距離があるのでペースは比較的落ち着きやすい。急坂を2度上るタフなコースなので、スタミナが要求される。逃げ・先行馬がそのまま前残りケースが多く見られる

 

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