カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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東京競馬場の特徴を知る

東京競馬場は、東京都府中市にある日本を代表する競馬場の一つです。ここでは、日本競馬の最高峰である日本ダービー(東京優駿)やオークス(東京優駿牝馬)、ジャパンカップなどの大きなGⅠレースが行われます。

 

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[目次]

 

 

 

東京競馬場の特徴 

コース形態  :左回り

 

● 芝コース   

2083.1m、 直線 525.9m

 

● ダートコース 

1899m、 直線 501.6m

 

● 障害コース  

1674m  直線 (芝 463m  ダート489m)

 

● 開催GⅠ   

日本ダービー、 オークス  

NHKマイルカップ、 ヴィクトリアマイル  

安田記念、 天皇賞・秋

ジャパンカップ、 フェブラリーS

 

 

府中の長い直線

 芝での直線の長さは525.9mと、国内屈指(新潟外回りに次ぐ2番目)の長さを誇る。逃げ、先行馬は最後まで粘り切れる脚力と精神力が必要である。直線が長いため、スローペースじゃなければ差し、追い込み馬が有利な場合が多い。

 

 

坂を2度越える

1コーナーから向正面半ばまでは長く緩やかな下りがあり、3コーナー手前に高低差1.5mの坂が待ち受けている。これを超えると短い平坦部分をはさんで、下り坂となる。そして、4コーナーの手前から再び上り坂となっている。それから長い直線もあるため、ごまかしが効かないタフなコースであると言える。

 

 

 

主な芝コース・距離別の押さえるポイント

芝 1400m

スタート地点から、3コーナーまでの距離が短く、急坂も待ち受けているため、ハイペースになることは少ない外枠よりは、内枠のほうが有利な傾向がある。脚質による有利不利はあまりなく、スタミナも要求される。

 

 

芝 1600m

安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップなど多くのGⅠが行われる。スタート地点が向正面の右手奥にあり、枠順による有利不利はあまりない。平均以上のペースになりやすく、直線での馬の能力や騎手の好判断が要求される。粘り強い先行力、長く持続できる末脚が勝敗を分ける。純粋なマイラーでは力負けすることもあるので、中距離思考の馬も馬券に絡みやすい。

 

 

芝 1800m

スタート地点は、1~2コーナー間のポケット地点で、約150m進んだところで向正面の直線に出る。この合流地点までの先行馬争いは激しくなりやすい。その後、全体的な流れは落ち着きやすく、上りが速く末脚を活かせる馬が好走しやすい。先行する能力のない内枠の馬、多頭数(12頭以上)での大外枠の馬は不利な傾向がある。

 

 

芝 2000m

1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m走ると、2コーナーのカーブが待ち構えており、外枠の馬が内に入ることは困難である。そのため、外枠の逃げ、先行馬は困難なコースである。しかし、内枠で先行できる馬は有利である。一般的に、内枠が圧倒的有利なコースである。2コーナーから3コーナーまで直線が長いため、良い脚を長く使える馬が好走しやすい。

 

 

芝 2400m

日本ダービー、オークス、ジャパンカップという国内最高峰のGⅠレースが行われるコースである。スタートから1コーナーまでの距離が長く、上級レースになるほど、逃げ・先行馬は困難を強いられる。持続力と瞬発力を兼ね備えた末脚を要求される。馬場が悪化した場合、逃げ・先行馬が好走しやすい。

 

 

芝 2500m

目黒記念(GⅡ)やアルゼンチン共和国杯(GⅡ)などのレースが行われる。スタンド前の直線の坂下がスタート地点のため、スタート直後に坂を上り、3コーナー、さらに最後の直線と3度の坂越えをこなさなければならない。スローペースになることは少なく、そのため馬群は固まりやすく団子状態になったり、先行馬はバテて、差しや追い込みが決まりやすいケースが多い。

 

 

芝 3400m

長距離戦であるダイヤモンドS(GⅢ)が行われるコースである。持久力が求められ、差しや追い込みは比較的決まりやすい。

 

 

 

主なダートコース・距離別の押さえるポイント

ダート 1300m

ダート1300mは、東京競馬場でのみ実施される距離である。スタート地点から3コーナーまでは340mあるため、外枠の先行馬でも好位置につけることは可能である。枠順による有利不利はあまりなく、ペースは速くはなりにくい。スピードのある逃げ・先行馬が好走しやすい。

 

 

ダート 1400m

1300m戦とコース形態は近く、逃げ・先行馬が有利な点は同じである。しかし、1300m戦がスピード戦なのに対して、1400m戦ではハイペースになることが多く、粘り強さや持久力が要求される。上級レースになると差しも決まりやすい。

 

 

ダート 1600m

フェブラリーS(GⅠ)が行われるコースである。発走直後が芝コースなのでダート専用馬は苦戦する傾向にある。スタートダッシュが鍵を握ることもある。また、外枠ほど芝の上を長く走ることになるため、芝向きの逃げ・先行馬が外枠に入った場合外枠有利となる。1300m戦、1400戦よりは差しは比較的決まりやすい。

 

 

ダート 2100m

スタンド前中央からスタート、1コーナーまで230mである。ポジション争いは激しくなりやすく、大外枠は不利な傾向がある。向正面ではペースは落ち着やすくなる。ここでスムーズに折り合え、直線でのスタミナを温存できる馬が強い。

 

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