カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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脚質から見る強い馬と危険な馬

[目次]

 

 

 

馬の脚質と脚力

馬の脚質には、大きく分けて4つのタイプが存在する。逃げ馬、先行馬、差し馬、追い込み馬である。レース展開により、脚質の有利不利を受けることはあるが、それよろ重要なことが脚力(走る能力)と気性(精神力)の関係性である。

 

 

脚力は、走る能力のことであり、スピードや瞬発力、持久力などで構成される。脚質、距離適性、コース適正などに関わってくる。そして、気性は生まれ持った性格のことであり、遺伝によるところが大きく、血統的な傾向が見られやすい。他者より前に出たがる闘争心、最後まで踏ん張れる粘り強さ、騎手の指示に素直に従う折り合い、力まないでリラックスして走れる押さえ、馬込みを怖がらない図太さなどの要素がある。脚質や距離適性に影響を及ぼします。

 

 

 

強い逃げ馬はこれ

スタートダッシュの良さを生かして先頭に立ち、常に馬群の先頭でレースをリードする。闘争心が強い馬であり、他馬に並びかけられると、さらに闘争心を燃やすことができ抜かせまいとする。最初から最後まで自分でレースを作れるタイプで、レースがハイペースにならない限り、大きく崩れることはない。スローペースになれば、さらに有利になる。

 

 

 

危険な逃げ馬はこれ

気があまり強くなくて、馬込みを怖がる馬は常におびえて走っているため、ペースの融通が利かないことが多い。一本調子の逃げ馬になることもよくある。後続馬に追いつかれると、一気に走る気をなくしてしまうことがある。また、気性が荒く、抑えがききにくい逃げ馬は騎手の意図に反して、ハイペースで走ってしまうために、ゴールまで持久力がもたないことが多い。ただし、他のメンバーに逃げ馬がおらず、展開が向いたとき、ハンデ戦で斤量に恵まれたときなどは、穴馬候補として浮上してくる。

 

 

 

強い先行馬はこれ

逃げ馬の直後の好位で競馬をするのが先行馬である。騎手の判断した勝負どころでの反応の良さと、後続馬を振り切る二の脚を兼ね備えた先行馬は信頼度が高い。騎手との折り合い、ペースの緩急に対応でき、逃げ馬と後続馬の両方の脚色を見ながらスパートできるため、単調な逃げ馬よりもはるかに安定感がある。逃げ馬同様、スローペースな展開だと有利になる。

 

 

 

危険な先行馬はこれ

極端なスローペースじゃない限り、馬込みに揉まれることは少ないが、前に逃げ馬が走っているため、逃げ馬よりもある程度、融通が利く気性でないといけない。展開次第では折り合いを欠き、最後の直線で力を発揮できない場合がある。

 

 

 

強い差し馬はこれ

道中では中団より少し後ろで位置取り、4コーナーあたりで好位に上がり、前の馬を交わす脚質である。どんなペースでも折り合いがつく素直な気性であることが重要である。ゴール手前での瞬発力と追い出したきの素直な反応の良さがレース結果を左右する。

 

 

 

危険な差し馬はこれ

差し馬の場合、中団での馬込みに動じない気持ちの強さを欠かすことはできない。馬群に揉まれてやる気を失うようでは、直線で力を残しながらも、見せ場がないまま空回りすることがある。また、追い出したときの反応が鈍いと差しが届かず、脚を余して負けてしまう。

 

 

 

強い追い込み馬はこれ

レース序盤は馬群の後方を追走する位置取りをとる。最後の直線で爆発的な末脚させるタイプで、馬群を割って伸びる気持ちの強さが必要である。展開に左右されることが多く、後方からの競馬となるため、よほどの能力がない限りは安定した成績を残せない。後方一気の豪快な末脚に魅了される競馬ファンも多いが、取りこぼしは少なくない。

 

 

 

危険な追い込み馬はこれ

追い込み一手の馬は逃げ馬同様、馬込みを嫌うなど気性的に問題があったり、スタートダッシュが得意でないことが多い。馬込みが苦手な馬である場合、馬群の外を走らざるを得ず、距離ロスが大きくなりスタミナを消耗する。他馬との接触や進路をふさがれる不利は受けないが、直線も大外から追い込むため、よほどのハイペースや、逃げ馬や先行馬が多いレースでなければ、見せ場も作れず終わってしまう。

 

 

 

自在馬を知る

自在馬は気性難がなく、レースの流れに応じて騎手の指示通りの位置取りでレースができる馬である。どんな展開にも臨機応援に対応できる強さを持っており、騎手の位置取りや判断が重要になってくる。

 

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