カルピンの競馬

レース展開やコース・脚質、調教、血統などあらゆるデータを分析していき、危険な買ってはいけない馬を見抜いていく。気になったことも書きます。

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簡単なレースほど難しいレースはない

「簡単なレースほど、難しいレースはない」と、率直に私は考えている。明らかに矛盾をはらんでいるが、個人的な考えを書いてみようと思う。

 

ここでいう簡単なレースとは、圧倒的な実力馬がいるレースや発走頭数が少ないレース、ハンデ戦ではない、馬場状態が良好であったり、レース展開は平均ペースであるというような状況である。

 

予想が簡単にできるということは、当たる確率は当然高まるわけである。あなたが簡単に当てられるとレースと考えたとき、周りの人が多く当てられているものである。そして、多くの人が配当金を受け取れるので、買い方(特に3連単や3連複)によってはトリガミになってしまうケースはある。

 

競馬をギャンブルという観点で見たときに、やはりできるだけ自分のお金を増やしたいと思うのは当然である。特に穴党の人は、このような簡単なレースが嫌いな人は多いはずである。現在の中央競馬の配当金の割合は、売り上げに対して70%~80%であり、簡単なレースに手を出すことは、資金を減らしてしまう要因になると考えたほうが良いだろう。

 

 

では、難しいレースとはどのようなものがあるのだろうか。

 

例を挙げてみると、18頭立てのレースであったり、条件クラスのハンデ戦、馬場状態が重や不良である場合、1200mの短距離戦だったり、2500m以上の長距離戦、ペースが早いレースや遅いレース、外枠に人気馬が固まってしまった場合など、他にもたくさん荒れるレース要素はあると思う。

 

つまり、レースが荒れてしまうことはリスクを高めることになるが、本当に回収率を大幅に改善したいと考えるなら、全く予想ができないレースに手を出すべきだと私は考える。人気馬への先入観も少なくなり、本当に必要な情報だけを拾い上げ分析する力が求められる。

 

競馬で簡単に勝てる方法なんて絶対あるわけはないし、それ相応の利益を求めたいならある程度のリスクは覚悟するべきである。少ない買い目や資金で多くの利益を出そうと考えるならば、必ず負けにつながると考えたほうが良い。

 

競馬は勝つ人がいれば、負ける人も当然いる。我々の敵は、JRAなどでは決してなく、あなたの周りの馬券購入者である。極端な言い方をすれば、周りの多くの人が外れ馬券を買い続けてくれれば、自分の利益が増える可能性は高まるのである。「お金の争奪戦」という戦争みたいなものだろう。

 

あなたの資金を増やしてくれるレースを選ぶことも回収率を改善できる一つの要素であると思う。

 

このような理由で、簡単なレースほど、難しいレースはないと私は考える。

 

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