コースと馬の脚質の相性!! 逃げ・先行馬と差し・追い込み馬を考える
馬には、逃げ・先行馬、差し・追い込み馬がいるのはご存知だと思います。
大逃げする馬や後方から追い込むタイプの馬は実は、馬群に包まれるのがあまり好きではなく、臆病な馬も多いようです。
そう考えると、逃げてる馬や後方で競馬をする馬は、「かわいいな」とか私は思ったりします(笑)
みなさんは馬券を買うとき、この馬はどのような脚質の馬なのかということを考えたことはありますか?
実は、馬の脚質とコース(競馬場、距離など)でその馬が、力を発揮できるかどうかは変わってきます。
函館競馬場Aコース 262m
中山競馬場 310m
東京競馬場 526m
外回り、内回り、コースなどにより直線の長さは変わってくる場合があります。
では、この三つの勝率を比較していきましょう。
● 函館競馬場
逃げ:23.5%、先行:49.0%、差し:18.4%、追い込み:9.1%
● 中山競馬場
逃げ:16.5%、先行:41.5%、差し:32.8%、追い込み:9.2%
● 東京競馬場
逃げ:11.8%、先行:35.4%、差し:40.4%、追い込み、12.4%
レース展開、距離などや馬の状態、騎手の判断などにより変わってくる場合がありますが、最後の直線が短いほど逃げ・先行馬の勝率が高く、長いほど差し・追い込み馬の勝率が高いことが分かると思います。
ではどのようなときに、逃げ・先行馬、差し・追い込み馬が強みを発揮できるのでしょうか?
逃げ馬が力を発揮するときは、自分しか逃げ馬がいないとき。
先行馬が力を発揮するときは、逃げ馬がいないまたは少ないとき。
差し馬が力を発揮するときは、逃げ馬が多いとき。
追い込み馬が力を発揮するときは、レースがハイペースなとき。
逃げ馬など多い場合、レース展開が速くなるため、差しが決まりやすくなります。
また、逃げ馬などが少なく、レース展開が遅くなると、前を走る馬のスタミナがもつために、差しが決まりにくくなります。レース展開を読むという事はとても大切なことなのです。
個人的な見解としては、極端な追い込み馬に頼る馬というものはやはり買いたくはないですかね(笑)。でも後方からごぼう抜きで追い込みが決まると、やはり気持ちがいいものには間違いありません。
今回は、馬の脚質の相性、逃げ・先行馬と差し・追い込み馬を考えてみました。
ぜひ、馬券を買う時の参考にしてもらえばと思います。